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第二章 小旅行記(ルルド〜スペイン*9/15〜17)
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9月15日から主人とルルドの泉からスペイン国境近くの街まで小旅行に出かけました。
(フランス語では、ルールドと発音します。)
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私達が夏の間居るのは、大西洋に面したビスカロスという町。 そこからルルドまで約300`南に下りていきます。スペインとフランスの国境にある ピレネー山脈の麓にあるこの小さな町に、あの『奇跡の水』が聖地がありました。 この日は、雲ひとつない快晴に恵まれ、格好のドライブ日和。ルルドまで約3時間。 この辺は、背の高い松林が道路両脇に並び、その景色がとても印象的ですが、 どんどん大西洋から内陸へ行くにしたがって、とうもろこし畑が広がり、景色も全く違う 感じになってきました。途中細い道を通りながら、ルルドが近づいてきた事を知らせるかのように 標高3000メートル級の高さを持つピレネー山脈が見えてきた頃には、 まだ見ぬ聖地への期待で胸がドキドキしてきました。 日本のガイドブックを持っていた私は、ルルドの町を頭の中に描いていましたが、 実際そのメインとなる通りは、一つで、その先には、聖地とされる場所へとつながっていました。 |
| ルルドの奇跡 14歳の少女ベルナデットは、洞窟近くの川岸で蒔きひろいをしていました。 すると突然、彼女の前に白いドレスに青いベルト、足元には黄色いバラの花をたたえた聖母マリアは ある日「泉へ行き、水を飲み、身体を清めなさい」とベルナデットに告げました。 指示されたところの地面を掘ると、そこから泉が湧き出てきました。 そしてその水を飲んだり、浴びたりした人々の病が次々と治ったといういいます。 今では、年間5百万人の人々が巡礼や観光に訪れる場所となりました。 彼女自身は、35歳という短い生涯を閉じるまで、18回マリア様がベルナデットの 目の前に現れたといわれています。 また彼女の生涯は、病などに苦しめられ、決してその生涯は幸せだったとは 言えなかったともいえますが、死後彼女は「聖女 ベルナデット」となりました。 |
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| いよいよ聖域の入り口です。 | 入り口を入った所にある 十字架です。 |
☆ 後に聖女になった 少女ベルナデッタの像です。 羊に導かれるが如くたどり着いた泉。その為ベルナデッタの像の近くには、今でも沢山の羊を訪れた人が置いていきます。 |
マリア様が大聖堂を見守るように立っています。 |
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| 大聖堂真正面です。 後ろには、前の写真でのマリア様が立っています。 |
☆ この大聖堂は、ロザリオ大聖堂と呼ばれ、ベルナデットの前に現れたマリア様のロザリオに 敬意を表し、1883年〜1889年にかけて建設されました。 聖堂の中は残念ながら写真撮影できませんでした。 |
☆ 聖堂の左側に並んである 壁画 |
☆ 聖堂の左側に並んである 壁画 |
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| 沢山の人で賑わう洞窟前。 聖堂がよく見えるように 撮ってみました。 |
☆ 洞窟の向かって右側に お参りの人達が火を灯した 蝋燭を立てていきます。 左から大きなもの、右へ行くにしたがって、小さい蝋燭置き場になります。 |
☆ 一番大きかった蝋燭。 どんな思いで立てたのでしょう。 |
聖域を流れる川・・。 上の写真は、大聖堂側から。下の写真は、対岸から撮りました。 |
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| 泊まったホテルのレストランで 夕食です^^♪ 部屋と食事(朝晩)付(2人分)で なんと!約6500円でした。 超格安! |
夕食の内容は、野菜の自家製スープと 鱒とバターライスの野菜添え。 デザートは、フルーツカクテルでした。 チェックインの際に、お魚をリクエストした ところ、この日のメニューが お魚になりました。 なんて親切でラッキー♪ 〜〜〜・〜〜〜 朝食も、美味しいエスプレッソとミルクを カフェ・オ・レ用にたっぷり出してくれました。 焼きたてのクロワッサンとバゲットで 大満足でした! |
家族でやっているホテルでしたが、家庭的で、格安で気持ちよく 泊まれました^^♪ ルルドに来たら、またここに泊まろうと思います^^。。 レストランの雰囲気は、 ちょっとスペイン風でしょ・・♪ |
夕食後、また聖域に行ってみることにしました。
4月のイースターから10月まで、夜8時45分から蝋燭の行列がはじまるからです。
その模様を撮ってみました。
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| 蝋燭行列が始まる前です。 | シスターや関係者の人たちが マリア様を担ぎ始めました。 これから行列が始まります。 |
☆ 暗い中、光に包まれた マリア様が見えます。 |
☆ 後ろには、マリア様に続いて車椅子の人達が蝋燭を手に持ち行列が始まりました。 その後ろには沢山の人が 続いています。 最後の人が見えない程です。 なぜだか、涙が止まらなく なってきました。 |
〜*祈り*〜 今回この旅に出るに当たって、ルルドに行ったら何をお祈りしよう・・・?と考えていました。 どんなメッセージを受け取ってくるんだろう・・・と、考えていました。 インドでもそうだったように、何か神秘的なことを感じてくるんだろうか・・・?と・・。 実際に訪れたルルドは、とても田舎の小さな町で、川が町の中心を流れ、その水のなんてきれいなこと・・・。 この川をはさんで、町と聖域が分かれている・・・それだけでも、おとぎの国にきたような 不思議な感じがしたものでした。 観光地でもあるはずのルルドは、とても大きな光に見守られ そこを汚そうとする人達を遠ざける何かがある・・そんなところでした。 聖域の回りにも中にも、病院や療養所などがありました。 実際聖域の中に入ってみると、その暖かい感じはなんとも言えず ベッドで寝たきりの人や車椅子の人たちが、とても多かったように感じます。 みな世界中から巡礼にきているのでした。 イギリス・アメリカ・イタリア・スペイン・フィリピン等など・・・。 ある車椅子を押す老夫婦とすれ違いました。 車椅子に座るのは、若い女性。 肉体的にも知的にも障害をもっているんだな・・と思いました。 その老夫婦も、きっと何かの祈りを込めてここルルドにお参りにきたんだな・・と 思うと、胸にこみ上げるものがありました。 ベッドで横たわったまま、巡礼に来ている人もいました。 さまざまな人がさまざまな悩みや苦しみを癒す為に訪れる場所でもあるルルド・・・。 沢山の祈りに込められたその思いは、洞窟の中でも目にするができました。 洞窟はとても狭いので、並んで順番を待ちながらお参りします。 泉が出たその場所は、ガラスで中が見えるようになっていますが、 実際そこに触れる事はできません。 その周りには、巡礼者が置いていったと思われる沢山の花と家族の写真や手紙・・。 何が書いてあるのか・・・思うだけで、胸が痛くなります。 立っている蝋燭も、さまざまな祈りの形です。 出発する前には、個人的な祈りをしたいな・・という思いがありましたが 実際に訪れ、祈りを捧げると、そこに浮かんでくるのは 『世界中の人達が、幸せに暮らせる世の中が訪れますように・・・』という事のみでした。 自分の中で、一心に祈っているのは、自分ではない何者かのようでした。 そして蝋燭行列では、とても幻想的な光景が今でも頭に焼き付いていますが 一つ一つの蝋燭が、一人一人の魂の輝きのように映りました。 尊いその一つ一つの炎は、私達一人一人の命の輝きと同じように どんな運命であろうと、命が尽きるまで、蝋燭の炎のように 燃え尽きる事ができればいいな・・・と思いました。 ルルドの時間は、とても静かに幻想的に・・・そして優しく過ぎていきました。 次の朝、またお水を飲みに行きました。 そして水を汲み、ルルドを後にしスペインへと移動しました。 晴れ渡る空と眩しいまでの日差しが、印象的な朝でした。 |